総務省のデータによると、日本人の平均年収はここ20年以上ほとんど上がっておらず、過去10年の平均額は415万円ほどです(最近、このデータの抽出法を変えて無理くりにでも増えているかのように見せかけ始めた・・・とも言われていますが)。
実際、サラリーマンの方であれば、過去2~10年間で自分の給料がいくら上がったか確認してみると良いと思います。
2割以上上がっている人は優秀な人か、ラッキーな人だと思います。
そのため「給料が上がらないから副業を始めようかな・・・?」と考える人は増えていると思いますし、政府も「働き方改革」の一環として、2018年1月にモデル就業規則から「副業・兼業を禁じる項目」を修正して事実上容認する姿勢を見せています。
そのため、昨年は「副業元年」とも言われています。副業といういうと、多くのサラリーマンはアルバイトをして、今の会社とは別のところで働く・・・つまり二重労働/多重労働をイメージするかもしれません。
でも、副業にもいろいろなやり方があります。
自分の時間を切り売りして「就労する」というお金の稼ぎ方ではなく、既に自分が持っているお金に働いてもらってお金を稼ぎ出す/金融機関からお金を借りてそのお金に働いてもらって利子以上のお金を稼ぐ・・・という手もあります。
私は後者の考え方のほうがベタ―だと思っています。
なぜなら、二重就労は疲れるだけで自分の時間がますますなくなりますし、家族と一緒に過ごす時間が削られるので本末転倒になりかねないからです。あまり良いことではないと思います。
仮に二重就労をし始めたとしても、それを向こう何十年も継続してやり続けられる人はそうはいないと思います。
その点、後者の「お金に働いてもらう」というやり方であれば、向こう何十年も継続することが可能ですし、実際そうした手法をとり続けている人は大勢いらっしゃいます。
いわゆる「投資」です。
別名「権利収入の確保」です。
多くの時間を費やさずとも、投資という思考をもって行動すれば、本業で忙しく働いている人でも効果的な副業が可能になると思います。
自分の時間を切り売りしなくても、「お金に働いてもらう」という発想で物事を考え始めると、見えてくる視界も大きく変化して人生がまた一段と開かれていくと思います。