小学生の頃、理科の実験でリトマス試験紙というのを初めて知りました。
酸性のモノに触れさせると赤くなり、アルカリ性のモノに触れさせると青くなるという性質があるので、リトマス試験紙を使えばそれが酸性かアルカリ性かがわかる・・・というものです。
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お金のリトマス試験紙に当たるのは正確に言えば「BS/PL/キャッシュフロー計算書」ですが、そこまで言わなくても「家計簿」が十分それに相当すると思います。
つまり、適切に家計簿をつけることで、家計簿はお金のリトマス試験紙みたいになっていろんなことがわかるということです。
何がわかるか?
それは、将来のお金の富裕貧困具合です。
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家計簿はその人の欲や興味の対象・深さを実はこっそりと教えてくれています。
お金には人を惹きつける魔力があります。
でも、その眩(まばゆ)さに心を奪われてしまうと、人はお金の奴隷となり、ひいては貧困生活に陥ってしまいます。
お金の魔力に囚われないで、自分の意思と感情をコントロールしてバランスよくお金を使うことができれば、将来はある程度安泰と言えます。
家計簿は「今」のお金の使用途を記録するものですが、それによってある種の傾向が見て取れます。
項目をキチンと分けて管理することで、見る人が見ればどこに比重を置いたお金の使い方押しているのか?そしてそれは収入に対して適切なのか?それとも危険水域に達しているのか?・・・などがわかります。
今すぐに、それを誰かに見せるわけではなくても、いずれ他者(専門家など)の意見を聞き判断を仰ぐときがくるかもしれない・・・と多少なりとも思うのであれば、早い段階から家計簿をつけておくことも手です。
お金のリトマス試験紙代わりとして家計簿を認識しておくと良いと思います。