日本野球機構(NPB)が昨年若手選手らに行ったセカンドキャリアについてのアンケートでは、引退後の希望進路(「やってみたい」と「興味がある」)の上位3つは次の通りだったそうです。
1位 「高校野球の指導者」
2位 「大学・社会人の野球指導者」
3位 「一般企業の会社員」
4位 「スカウト、スコアラー等」
5位 「プロ野球監督、コーチ」
「アカデミー等の子供の指導」
前年7位だった「一般企業の会社員」が野球の指導者に続く3位に入ったのは、珍しいことのようです。
確かに上位5つまでの中で、野球と無関係なことが3位に入っていることが何とも興味深いと思います(他はすべて野球関係です)。
それだけ収入の安定志向が若手プロ野球選手に広がっているというか、いろんな情報が耳に入っているのだろうと推測します。
プロ野球の選手は、現役で活躍しているときはものすごく高給ですが、その高給が永遠に続く人はごくごく稀です。
また、高給の反動の高額税金の落とし穴に気をつけなければいけないですね。
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テレビ番組でよくある「あの人は今・・・」といった中で出てくる人は、たいてい人生の紆余曲折が激しいものです。
まあ、テレビですからそうした浮き沈みがないと面白い番組が作れないのかもしれませんが、中には「その後」を知って思わず目を覆いたくなるほど悲惨な人もいたりします。
たいていの場合、そうした激しい人生の浮き沈みの背景にあるには「経済的問題」か「健康問題」です。
一時は数億円という年俸だたのプロ野球選手が球団から解雇されてやがて凋落していくことは珍しいことではありません。
高収入で気をつけるべきは翌年の確定申告時の所得税の納税やその後に訪れる住民税の納付などです。
気持ちが大きくなってマンションや高級車等をキャッシュ一括払いで購入している
その後の税金にビックリするかもしれません。
仮に不動産取得税のことは不動産会社に言われて気をつけていても、翌年以降の固定資産税を疎かにしているとキケンです。
サラリーマンでない人・・・プロスポーツ選手や自営業の人は年間納税計画を立てておくことが重要です。
所得税、住民税、固定資産税などの支払いの計画を立てていない高年俸の人が経済的に破綻していくのはある意味では当然です。
せっかく高額の報酬を手にしながら、お金とうまく共存できていない人は、後々に苦労します。
仮に、浪費ばかりして悪癖を身につけてしまうと見える未来像は巨額の借金生活です。
2月の確定申告時期は、所得税が還付されるサラリーマンにとってはラッキー! な時期ですが、今から税金を納めなければいけない人にとっては戦(おのの)く時期かもしれないですね。