アメリカの投資家ジョン・テンプルトンはこんな株式投資の名言を残しています。
「強気相場は、悲観の中に生まれ、
懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、
幸福感の中で消滅していく」
悲観 → 懐疑 → 楽観 → 消滅・・・ということですが、これはよくよく考えてみると、株式に限ったことではなくて、いろんなことにも共通する流れだと思います。
人は、そうした謙虚さ・慎重さ・油断・自惚れ・傲慢さを併せ持った生き物だと思いますが、言えるのは「出来事は一つでもそのとらえ方はさまざまで、そのとらえ方によって人は感情を揺さぶられる」・・・だと思います。
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これからの時代は、かつての昭和時代のように「一生懸命会社で働いてさえいれば、給料がどんどん上がって定年後は年金で悠々自適に暮らせる・・・」という時代ではありません。
支給される年金額はどんどん下げられていますし、翻って現役時代に納める年金保険料は逆にどんどん上がっています。
トヨタ自動車でさえ「終身雇用は難しい」と認める時代です。
サラリーマンは会社に人生を捧げる時代ではなくなったことに早く気づき、従来型の人生設計を大きく変えることが大事です。
まずは自分の意識変革からだと思います。
そして、意識改革の次は具体的な行動を起こすことが重要です。
「投資」に関してもはや避けて通ることはできない時代だと早く気づき、そして実践していく人ほど将来が安定化すると思います。
これからの時代、寿命がますます伸びることは容易に推測できます。
つれて(何も手を打たなければ)生活費の確保がより困難になっていくことも容易に推察できます。
年老いても経済的な安定を得るためには、現役時代にただ雇われて賃金をもらうことで安心するのではなく、そうした就労収入以外の収入口を作っておく必要がある!と悟ることが大事です。
投資の知識を身につけることはとても重要だと思います。
少なくとも、投資の知識を身につけたことで自分にとって不利益になることなんて何もない・・・むしろ、本業の仕事の中でその知識を有効に活かすことを考えるくらいの発想力を持つと良いと思います。