家計における理想的なお金の流れは、稼ぐ→貯める→増やす→使うです。
このとき、上記4つの流れを大きく2つに分けると「稼ぐ→貯める→増やす」と「使う」に分けられます。
前者はお金が自分の手元にある/入ってくる段階です。
後者はお金が自分の手元から出ていく段階です。
お金はなんだかんだと言っても最終的には「使うため」にありますから、大事なのは「使う」に意識の焦点を置くことだと思います。
いくら稼ごうが、いくら貯めようが、いくら増やそうが、何もしないで結局使わないままなら、それは「画に描いた餅」と同じで意味がありません。
真面目に一生懸命に働いてお金を稼いだのに、お金を稼いで溜め込むことばかりに意識を向けていたがために、途中で身体を壊し、結局入院その他で大切なお金がすべて飛んでいき、しかもそれだけでは足りずにかえって不幸な境遇に陥ってしまった・・・という残念な例はよく聞く話です。
働き過ぎがマイナスに作用してしまって、貯め込んだお金を自由に使う間もなく出費のほうが嵩んでしまう、というパターンです。
お金のために働くとそうなります。
そうではなくて、お金には自分のために働いてもらう・・・と思ったほうが良いと思います。
そして、とにかく「お金は使うもの」という当たり前の意識を失わないことが大事だと思います。
流れとしては「稼ぐ→貯める→増やす→使う」ですが、意識は「使う」のほうに重点を置きつつ、ただしそうは言っても「入ってくる以上には使わない」という常識観を忘れないことも大事だと思います。