お金は天下の回りもの・・・と言われるように自分が稼いだお金というのは結局のところ、他人が支払ったお金(使ったお金)が自分の元に回ってきたものです。
そして、自分が支払うお金(使うお金)は誰かの稼ぎとなってその人の手に移っていきます。
そうやってお金自体は何も変わりませんが、次々と持ち主を変えて世の中を渡り歩いていきます。
世の中をグルグル回って最後は銀行で新しい紙幣・硬貨と交換されます。
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「お金を大切にする」と言うと、人によっては「お金を使わずに貯金しておく」と解釈するかもしれません。
そういう人は親世代から「イザというときのためにお金を貯めておくと結果的に豊かになれる」と教わったのかもしれません。
確かに一理あります。
でも、お金はやはり「使う」ためにあり、世の中に還流させてあげることが大事だと思います。
ただし、無闇やたらに浪費すればいい・・・という性質のものではなく、適切な消費と投資と寄付と納税に使うことが大事だと思います。
使わないでじっと持ってるだけだと守銭奴になりかねません。
「お金を大切にする」という言葉は、「お金を大切に使いなさい」という意味が本質にあると思います。
つまり、「お金を貯めて使わないでとっておきなさい」という意味ではないと思います。
お金を大切に使う・・・適切に使うということですから、天災で人が苦しんでいるときに分かち合う(=寄付行為)使い方はとても有効だと思います。