人によって好みはさまざまですから、ある人の言い分がすべて正しいとは限りませんが、それでもアンケート調査などはある程度の参考にはなります。
首都圏の賃貸マンション・アパートを借りる人に聞いたこんな調査結果があるそうです。
Q. あなたが住まいを借りるときにもし家賃が同じなら後は何を優先しますか?
A. 優先順位の結果は次のとおりです。
1.設備
2.駅からの距離
3.間取り
4.内装デザイン
5.築年数
つまりは、「設備」を重視する人が多い、ということです。
Q. では「設備」とはどんなものか?
A. 次のとおりです。
1.エアコン
2.都市ガス
3.TVモニター付インターホン
4. 追い炊き機能付きの風呂
5.温水洗浄便座
6.宅配BOX
7.高速インターネット接続
8.保温機能付きの浴槽
9.防犯カメラ
10.浴室乾燥機
意外だったのは、オートロックが上位10位までに入っていなかったことです。
そして、都市ガス/TVモニター付きインターホンが思っていた以上に高人気だとわかりました。
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ちなみに「間取り」では圧倒的に「バス・トイレ別」が優先事項とされていて、「部屋が狭くてもバス・トイレ別を選ぶ」という人が多かったようです。
昔から言われてきた
1.駅近
2.オートロック
3.バス・トイレ別
という3条件は、今の時代では少し変わってきているようです。
ビジネスは「顧客の需要に応えること」ですから、こうした顧客ニーズを適切に把握して、満足させられるように工夫することが大切です。
時代とともにニーズは変化します。
直近でアンケートをしたら、もしかすると「宅配BOX」が一番人気になるかもしれません。
不動産投資をする場合には、こうした社会情勢の変化も加味しながら物件を探したり、保有物件を改善したりすることが大事だと思います。