サラリーマンの中には「収入ー支出」で残った分を貯蓄にまわそう・・・と考える人も一定数いると思いますが、これだとなかなか貯蓄額は膨らんでいきません。
なぜなら、人は「あればあるだけ使ってしまう生き物」であり、支出額は限りなく収入額に近づいていくためほとんど余らないからです。
だから、世間ではよく「収入ー貯蓄=支出」という構図が重要だと説かれていますし、実際、そのとおりだと思います。
先に貯蓄する金額を決め、きっちり毎月その金額を貯金していけば、1年後には必ずその12倍の金額が貯まっています。
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上記の式を「収入ー貯蓄&投資=支出」と変更すると視界が開けていきます。
つまり、貯蓄するのは単にお金を貯め込むためではなく、あくまでも投資のための原資に使う(まわす)ためだと最初から認識をもっておく考え方です。
さすがに貯蓄額が数万円程度では大きな投資はできませんが、最近では積立NISAも脚光を浴びてきていますからし、そうしたものを検討してみるのも一手です。
私はできれば実物投資・・・しかも不動産物件・・・すなわち収益不動産への投資を前提に考えておくと良いと思っています。
単なる「貯蓄だけ」は、今の日本においてはほとんど意味をなしません。
日本円を銀行預金していたら少なくとも減ることはない・・・と思うかもしれませんが、円安・ドル高・インフレのご時世では預金口座に放っておくだけだと相対的に目減りしていきます。
「貯蓄貧乏人」になってはいけないですね。
目減りする分以上に増やしていかなければ、「現状維持」すらできないことになります。
× 収入-支出 =貯蓄
〇 収入-貯蓄 =支出
◎ 収入-貯蓄&投資 =支出
こうした考え方で毎月の家計をやり繰りしていくと良いと思います。