人に教えてもらった話ですが、総務省の「家計調査報告」によると、定年退職後に必要な預金額はナント!最低で4,040万円・・・だそうです。
最低・・・ですからちょっとしたゆとりある生活を送りたければ、とても4000万円では足りない!・・・ということです。
今の30代~50代サラリーマンが定年を迎えるころにはもっと必要金額が上がっているかもしれません。
退職金と預貯金で何とかなる・・・と思っている人も、本当に退職金を当てにできるのか?・・・という懸念は払拭しきれないと思います。
なぜなら、会社がその時(自分が定年退職する日)まで存続している保証はないですし、自分が今のままで定年の日を迎えられる保証もありません。
事前の備えはいつだって大切です。
定年退職後に年金と預貯金の取り崩しだけでは生活ができないとすれば、65歳を過ぎてからもどこかで雇ってもらって働かなければいけませんが、なかなか雇ってもらうことは難しいかもしれません。
自分よりはるかに年下の若者に老人扱いをされながらこき使われるのは苦痛ですし、インターネットを駆使して何かを操作するスキルを持っている中高年の人は少ないでしょうから、求められる需要に応えることができないかもしれません。
場合によっては、病気やケガをしても治療費を払えない・・・ということにもなりかねません。
そうなると、定年退職後の人生はもはや辛いだけの人生になります。
かなり悲観的なことを書きましたが、何も考えず漠然と毎日を過ごしているサラリーマンには、本当にキケンなことになりかねない・・・と思っています。
もちろんそうならないようにしていくことが必要で、あまり悲観的なことは考えないほうが良いとは思います。
大事なのは、いつも自己責任の原則で先見力をもって自分の将来を気にかけてあらかじめ必要な手を打って生きていくことです。
お金を増やすには時間がかかるものです。
入ってくるお金や貯めておくお金に不備がありそうなら、やはり「お金を増やす」ことを考え、それに向けた行動をすることが大切だと思います。