サラリーマンは、死ぬまで給料を高給取りでいられるなら、お金に関して何の心配も必要ありません。
でも、言えるのは
1.死ぬまで給料がもらえることはない
2.仮に今は高給だとしても、それがいつまで続くかはわからない
・・・ということです。
家計内における景気がずっと好調なら、資産運用を考える必要はありません。
でも、実際はそうではないからこそ「高給取りであるうちに」資産運用を考えることが大事だと思います。
この先どうなるかわからないのは誰でも一緒です。
問題は、それを踏まえて「何かをするかしないか?」、何かをするとすれば「何をするか?」・・・です。
会社経営でも、事業環境が好調のときほど利益を先送りして将来の不測の事態に備える経営手腕が求められます。
同じように、サラリーマン家計も給料が高収入のうちに将来の不測の事態に備える発想を持つことが必要だと思います。
間違っても、給料全額を消費にまわして使ってしまうような家計ではうまくありません。
それは「贅沢」というものであり、あまりに無謀すぎます。
また、給料が減ってきてから不動産投資を始めようとしても、金融機関は融資に二の足を踏みます。
金融機関が融資をしてくれるのは、今の高収入の時が一番のチャンスです。
環境が悪くなって慌てて行動を起こそうとしても、会社経営だってうまくいきません。
経営で言えば順調に利益が得られているとき、サラリーマンで言えば順調に収入(所得)を得られているときほど、いち早く資産運用を考え、不動産投資に目を向けるべきタイミングだと思います。
勝って兜の緒を締める・・・ではありませんが、良いときほど「守り」のことも頭の隅で考えておくのが望ましいと思います。