お店で、1パック380円のお肉が(野菜でも、おもちゃでも、お茶でも何でもいいのですが)、「今だけ3パックで1,000円!」と言われると、ついお得のような気がして3パックを買ってしまう人がいます(←私もその一人ですが・・・)。
380円×3=1,140円だから1,000円だと140円のトク・・・利率で言えば140÷1000×100%=14%も得だわ~!・・・と、まあそこまで考える人は流石に少ないと思いますが、でも主婦の方の中にはそういう人もいるかもしれません。
確かに表面上はそのとおりなのですが、ちょっと気をつけなくてはいけないことは、もしかしたら普段は(昨日や明日は)1パック330円で売っているかもしれません。
そうしたら、330円×3=990円ですから、1,000円で買うのは普段より10円高く買うことになります。
まあ、これはあくまでも例えですが、要はその場だけの判断で計算して考えるのはちょっと早計かもしれない・・・ということです。
・・・・・・・・・・・・・・・
どうしても3パック分が必要であれば、もちろん買うべきです。
でも、妙な「お得感」やヘンな「節約感」で買うとしたら、それは間違っている可能性があります。
ただただ余計な買い物をしているに過ぎないことになっているかもしれない・・・です。
→ ネットで本や商品を買うときに「3,000円以上で送料無料」と書かれていると、「あともう一つ何か買おうかな…」となり、無用なものを無理やり買ってしまうのもこれと似ています。
お金の教養のある人、お金を貯めることができる人は「余計なものを買わない」という考え方をしています。
いくらお値引き品であっても、自分にとって無用の品、不要の商品であれば買いません。
買ってしまうと「余計な買い物をした・・・」となります。
「買い物上手な人」というのは、チラシを見比べてとにかく安い商品を買う人とか、お値引き品をうまく見つけて買う人ではなく、あくまでも予算の範囲内で「優れたもので必要な分だけ買うことができる人」だと思います。
私は残念ながら買い物上手ではありません。
上記の例で言えば3パック買ってしまうタイプです(でした)。
それでも、買い物上手になれるように意識していたら、いつの頃か自分を抑えて1パックだけを買えるようになってきました。
意識を変えれば、人は行動を変えられるもの・・・だと思います。