地方銀行の悩みから見えてくるもの

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銀行というのは絶対に潰れない・・・と思われていたのは昔の話で、今や、銀行と雖(いえど)も普通の民間企業と同じで、経済競争に晒されて鎬を削っている時代です(それでもまだ民間企業より緩いと思いますが・・・)。

私が社会人になりたての頃(約30年前)には、大手都市銀行は13行ありました。

第一勧業、富士、三井、太陽神戸、住友、協和、太陽、大和、三菱、三和、東海、東京、北海道拓殖の13行です。

それが合併・倒産などを経て、今現在では三菱UFJ、三井住友、みずほ、りそなの4行になっています。

30年前に大手都市銀行に就職が決まった同期生などは、当時大喜びで、また周囲もこれで将来は安泰だ・・・と思っていたかもしれませんが、30年経った今はどういう処遇でどういう思いでいるか不明です。

30年と言わず、20年、10年で区切っても、都市銀行の数は確実に減ってきました。

それに加えて、地方銀行もしかりです。

むしろ、地方銀行のほうが事態は深刻かもしれません。

なぜなら、人が地方から都心に移動しており、併せて地方のお金も加速的に都心へ移ってきているからです。

地方から都心に資金の大移動が起こり、地方銀行の経営に大きな影響を及ぼしていると思われます。

たとえば、若者はどんどん大都会に行き、そこで就職して家族を持つと、結局地元に戻る人が少なくなります。

やがて両親が亡くなり、親から相続したお金は地元の銀行から都心の銀行に流出していきます。

今現在65歳以上の地方に住む高齢者の場合、相対的には預金が多いと思います。

その預金で成り立っているのが言わば地方銀行ですから、将来的にもかなり苦戦を強いられることになると思います。

世間を見渡しても、マイナス金利政策によって収益力は落ち込んでいると見られます。

地方銀行は、今後どう生きのこっていくかを模索せざるを得ないと思います。

他の民間企業がそうであるように、銀行もまた生き残りをかけて経済競争に臨んでいるわけで、都市銀行も含めてまだまだ業界の再編は進むと思っています。

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