投資の原則は「長期投資」です。
短期間で投資を完了させるのではなくて、長期にわたって資産を保有することであり、長期にわたってその果実を得ることです。
「長期投資」という言葉の意味をカン違いしている人は、長期にわたって投資を行うとか、これから数年間の目で投資をしよう・・・と思ってしまいます。
そうではなくて、ズバリ「対象物を長期間保有する」というのが、本来の長期投資の意味あいです。
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投資とは「対象物を保有してそこから得られるインカムゲインを求めること」です。
対して、投機とは「対象物を転売買してキャピタルゲインを求めること」です。
投機は基本的には短期間で完了させることを狙っており、意に反して長期投機になったときは、それはすなわち転売したくてもできないから(=値下がりしているから)というネガティブな理由による長期保有によることが多いものです。
儲かっていたら、投機目的の人はサッサと売って、また次の獲物を狙うのが投機をする人の性(さが)というものです。
私が今保有している不動産は投資目的で購入したものですから、基本的には売却をするつもりがまったくありません。
よく「いくらだったら売りますか?」という営業電話がかかってくるのですが、「いくらでも売りません」としか答えようがありません。
スタンスの違い、価値観の違い、哲学の違い・・・です。
投資は長期で行うもの、したがって一度手にしたらよほどの事情がない限りは手放すことはサラサラ考えない・・・というのが私の投資に対する見解です。