事業家はこれまで日銀のやり方に救われてきた感があります。
それは「低金利」ということに集約されます。
ところが、ここにきていよいよその低金利時代も終焉を迎えそうな気配が少しづつ出てきています。
日銀の政策金利の誘導・・・日銀総裁の交代・・・など、後になれば「あのときにその兆しが見え始めていたなあ・・・」と振り返ることができるかもしれません。
まだ当面は大丈夫だと思いますが、心のどこかに時代の潮流の変化の兆しを留めておくことが大切だと思います。
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日本で今後「利上げ」の舵が切られた場合、事業家を中心生活破綻が見えてくる人はそれなりに多くいるかもしれません。
サラリーマンでも下手に副業で借金を背負ってやっているような人は要注意です。
例えばサラリーマンが不動産投資で安易に破綻しないためには原則として次のようなことが大切だと言われています。
1.現金で行なう(借入をたくさんしない)
2.借入をするなら年収の10倍程度までとする
3.その場合でも返済比率を50%以下に抑える
・・・などです。
上記のやり方を守っていれば、少しくらい金利が上がってもすぐに経済的に破綻することはないと言えます。
現金で購入した物件は寝心地を守ってくれます。
自分と家族を守るために始めた不動産投資なのに、その回転が逆になって自分と家族に苦難を強いるようになってはいけないですね。
リスクヘッジは常に重要ですが、こと時代の転換点やパラダイムの変換が生じるときはとくにリスク管理に意識を向けることが大切です。
事業家は金利上昇に備えるリスク管理を少しだけ心の隅に置いておくと良いと思います。