預金封鎖の魔の手は伸びてくるのか?

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

日本は過去に預金封鎖を行った前科のある国です。

 

若い人は経験がないのでピンとこないと思いますが、預金封鎖は伝家の宝刀/最後の切り札であり、今後は絶対に起こらない・・・とは残念ながら言い切れないものです。

 

それは取りも直さず過去に一度「その手を使った!」という苦い実績が為政者を含めて私たちの記憶の中に刷り込まれているから・・・です。

 

人も国も「過去にやったことがある」ということは、未来においても「やり得る可能性は高くなる・・・」と理解しておくほうがベターだと思います。

 

預金封鎖は、悪く言えば「国民のお金の搾取」であり、もっと悪く言うと「国が自ら正当化した泥棒」です。

 

「日本は預金封鎖経験国であること」を人々は忘れてはいけないと思います。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

巷間よく言われるように、預金封鎖が現行のマイナンバー制度と密接な関係にある・・・という懸念はいつまで経っても払拭できないことです。

 

多くの人は、「マイナンバーで個人の年収などを国が掌握して脱税などを捕捉したいのでは?」と思っています。

 

これも確かにそのとおりですが、給与所得の捕捉が目的ではなくて、むしろ金融資産などの把握やそこから得られている所得を把握したいという目的のほうが強いと思います。

 

特に「お金持ち層」は、一般的な給与収入とは別に「資産からの収入」があるので、このマイナンバー(国民総背番号)制度を使えば、すべての捕捉をすることが可能になります。

 

日本のサラリーマンは「月収・年収いくら?」をとても気にしますが、海外では「資産がいくらあるのか?」を最も気にします。

年収などの「フロー」ではなく、株式・債券・不動産などといった「ストック」のほうがよりその人の財産の本質に近づけるからです。

 

結婚相手に求めるのも「月収いくら?」ではなく「資産はどれほど?」だとよく言われます。

 

マイナンバー制度は「個人金融資産の総枠を捕捉すること」に主な狙いがあって、その資産の所属を明確にすることで「日本人/外国人」、「個人/法人」を簡単に識別できるようにしたいのかもしれません。

 

背景にあるのは、税金を取りやすいのは

1位 日本の個人

2位 日本の法人

3位 外国人の個人

4位 外国人の法人

・・・という考えがあるのだと思います。

 

裏返して言えば「文句を言わない順」です。

 

それほど「日本人の個人」は制度に従順で、不満はあってもそれを越えに出したり行動で示して圧力をかけることはなかなかしないものです(まあ、それがまた国民性としては良いところでもあるのですが・・・)。

 

預金封鎖は「一種の資産課税」であり、日本人が持つと言われる1500兆円もの金融資産から何をどれほど徴収していくのか・・・を意図して行われる可能性が高いことを、心の隅に置いておくことが大事だと思います。

 

まあそうは言っても、まだそんなタイミングではないと思いますので、当面はまだまだ気にしなくて良いのかもしれません。

 

でも、忘れてはいけない概念の一つだと思います。

 

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

注目のお勧め記事!

  1. 2024-5-12

    「収入ー貯蓄=支出」という行動を実践できていますか?

    「お金持ち」とまでは言えなくてもそれ相応の貯金・資金のある人たちは、共通して「収入ー貯蓄=支出」とい…
  2. 2022-7-9

    周囲の状況は「自分」を映す鏡のようなもの・・・

    W・クレメント・ストーンの言葉に 「環境選びは慎重にしましょう。 なぜなら、環境はあなた…
  3. 2016-11-29

    「営業で断られる6つのパターン」を研究して売れる営業マンになろう!

    昔から一番ラクな営業は相手先任せで済んでしまうやり方で「待ちの営業」と言われています。 それを…
  4. 2020-2-6

    話題がいつも「お金で買えるもの」の人/「お金で買えないもの」の人

    よく言われるように、人生では「お金で買えるもの」と「お金では買えないもの」があります。 &nb…
  5. 2020-7-25

    収入を増やす/サラリーマンとビジネスマンの発想の違い

    サラリーマンが「収入をもっと増やしたい」と思ったとき、一般的には「もっと自分の実力を高めて給料を上げ…
  6. 2017-9-15

    【注意!】お金を貯めたくても貯められない人の共通点

    サラリーマンをお金を貯められる人と貯められない人を分けたとき、最初からお金を貯めるつもりがない人は別…
  7. 2016-12-31

    【大晦日】欲とは山だけを求めるようなものです

    人生山あり谷あり・・・ですし、人の感情も起伏がありますから、感情も山あり谷あり・・・と言えます。 …
  8. 2018-1-21

    生命保険を使って相続税を安くする方法

    「相続税を節税するため」の生命保険商品があるそうです。 相続税は、一定の資産を持つ人が死亡した…
  9. 2019-10-4

    行政の「サービス」はハードの部分でとらえている?

    ビジネスは、「目に見える商品」を売るか、「目に見えないサービス」を売るかのどちらかです。 …
  10. 2016-9-28

    「やれたらやります/行けたら行きます」は禁句

    日本人ははっきり断ると角(かど)が立つような気がして、ついつい曖昧な返事をしてしまう・・・とよく言わ…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る