仮に、毎月3万円を貯金しているとします。
すると、算数上は1年で36万円の貯金が貯まります。
ところが、中にはなぜか1年後の貯金額が10万円前後だったりする人がいます。
算数が合わない!・・・のですが、理由は明白です。
貯金したはずのお金を、1年の途中で取り崩して使っているから・・・・・・です。
「貯金を取り崩して使って良い」というマイルールであればアリですが、「この貯金は使わないでとっておくもの」と決めたマイルールであればルール違反です。
自分との約束を破って消費に流されてしまってはいけないですね。
こうした「流され消費」に貯金を費やしてしまうのは、貯金に対する目的意識が希薄だからかもしれません。
そもそも、どうして貯金をしているのか? をよく考えていないのかもしれません。
あるいは、自分のお金なんだから貯金といえども使いたいときに使うのが良い・・・と思いこんでいるのかもしれません。
いずれにしても、そうした「流され消費」をしている人はお金を予定どおりに貯めることはできません。
また、思わず貯金を崩して使ってしまった背景にあるのは、もしかしたらただ単に「流行から取りそこされたくない/みんなが持っているモノは自分も持っていないと恥ずかしい」といった感情が入りこんでいるのかもしれません。
でも、そこにあるのは所詮「周囲に流されている/他人に自分をコントロールされている」・・・といったことです。
自分の人生は自分でコントロールするものですし、お金の使い方も「自分」という主語を明確に置けるような使い方が望ましいと思います。
「安かったから」・・・「流行っているから」・・・と周囲に流されるのではなく、本当に自分にとって必要だったから購入した・・・と言えるようにしたいものです。
何らかの計画を立ててお金を貯めこんでいくのなら、こうした「流され消費」は特に気をつけるべき点になると思います。