老後にみじめな生活を送りたくない・・・とは誰しも思っていることです。
ここで言う「みじめな生活」とは、自分が欲しいものを買うことができない/孫にお小遣いをやることができない/家を修繕したり新しい家電製品を買うことができない/旅行に行きたくても費用を払うことができない・・・などといった経済的苦境に陥ることです。
老後というのは、家計的に言うと原則として「自分が働いて稼ぐお金はない+日々生きていくためにお金は必要」という状態です。
これを「自分が働いて稼ぐお金はない+日々生きていくためにお金は必要+自分は働かないけどお金が入ってくる収入源はちゃんとある」という形に変えておくと、少なくとも家計的にみじめ生活になることはありません。
ここが重要なポイントですね。
古くは、この「収入源」は同居する家族の収入から得られていたと言えます。
自分がおじいちゃん・おばあちゃんになっても、自分の子どもが稼いできたお金で一家3人~7人くらいが生活を営むことは十分に可能でした。
ところが今では核家族化が進み、単身家庭化が進み、家族の収入源を当てにすることは難しくなりました。
だからこそ、そうした時代の変化/環境の変化に対応した生き方を選ぶことが必要で、言い換えれば「自分で老後の収入源を確保しておくことが必要」だと言えます。
老後資金をすぐに用意することはとても難しいことです。
老後資金を用意するには時間がかかります。
お金が足りないためにみじめな生活を送らざるを得ない・・・といったことは老後=高齢者の状態では何としても避けたいところだと認識して、若いうちから事前の準備を検討して置くことが大事だと思います。