経済政策の方向性の選択肢とシミュレーションを

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

ソ連(現在のロシア)では、1991年1月22日の午後9時過ぎに突然「50ルーブル紙幣と100ルーブル紙幣は明日から無効になります」というニュースが放送されたそうです。

日本で言うなら「5千円札と1万円札は明日から使えなくなります」・・・と何の前触れもなく突然に報道されたようなものです。

その後ソ連では国民が政府を信用しなくなった・・・と言われています。

・・・・・・・・・・

国家の通貨の信用がなくなると、人は手元にあるお金をどうにかして早く他の国の通貨など別のモノに替えようとします。

お金で持っていても役に立たないからです。

ここで「別のモノ」という対象になるのは必ずしも他国通貨とは限りません。

実際、当時のソ連では米ドルの使用は禁止されていたので、タバコのマールボロが通貨の代わりになった・・・とか。

例えば、タクシーに乗るときはタバコのマールボーロを手にして掲げると止まってくれる・・・

レストランで食事をするときは2カートン・・・・

など、徐々にその交換相場ができていったそうです。

そのため人々は常にマールボーロを袋に入れて持ち歩いていた・・・という話さえあります。

・・・・・・・・・・

日本の「円」はソ連のルーブルのように不換紙幣ではないのでいきなり紙切れになる心配はないと思いますが、それでも通貨の切り上げ=デノミといった経済政策の恐れは常に付きまとっています。

特に国の財政が真っ赤っかの大赤字続きで世の中の傾向がインフレ傾向にあるときはそうしたことが都度俎上に上ってくるものです。

世の経済学者などが、よく「国は借金の棒引きが難しくても通貨切り上げで借金の概念を減らすことができる」・・・といったことを言います。

実際、優秀な官僚諸氏が幾多もある選択肢の一つとして考えないハズはない・・・と思います。

多くの人は自国の通貨(お金)が紙切れになることなど想像もしていません。

でも、だからこそ、一部の賢人たちはそのリスクを頭の隅っこに置いて経済活動を行なっています。

お金が価値を失ったら社会はどういうことになるのか?

良い・悪いは別として人々の感情や行動はどう変化するのか?

自分なりにシミュレーションして考えてみる姿勢は大切です。

天災は忘れたころにやってくる・・・であり、いつ世の中のパラダイムが転換するかは誰にもわかりません。

まあ、今の日本ではまだそうしたデノミ等の政策転換が起きることは考えなくて良いと思いますが、それでも、いろんな選択肢と方向性については自分の頭の中で考える訓練をしておくことがやはり大切だと思います。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

注目のお勧め記事!

  1. 2021-3-19

    「何を」節約するか?が大事

    節約をするなら、たとえば「少しでも多くの金を貯める/残す」といった目的意識を持ち、自分で自分に言い聞…
  2. 2025-6-17

    楽しい未来を予約しよう!

    有名なレストラン・料亭の中には予約が数か月先までいっぱい・・・それどころか数年先まで埋まっているとこ…
  3. 2020-11-23

    【覚悟】「自分の身は自分で守るという哲学」から幸運は始まる

    私が不動産投資をスタートしたのは46歳・半ばくらいの頃で、特に師と仰ぐ人もいなければ、メンターと呼ぶ…
  4. 2018-5-23

    「強制貯金をすること」の隠された意義とは?

    投資をするには、軍資金として500万円とか1000万円といった元金が無いよりもあったほうがベターです…
  5. 2017-4-8

    サラリーマンがお金持ちになれない4つの壁

    サラリーマンがお金持ちになるためには越さなければいけないいくつかのハードルがあります。 いわゆ…
  6. 2020-10-19

    人生で重要な1番と2番=健康とお金

    老若男女、生きていくうえでと重要なことの最大テーマは?・・・というと、 1.健康 2.お…
  7. 2022-7-17

    将来に「安心」を求めるなら・・・

    お釈迦様の言葉です。 「善いことをしたなら、安心していなさい。 その善いことがずっと昔にした…
  8. 2018-9-12

    飲食店などでの「スタンプカード導入」のコツ

    私がよく行く映画館のビルにラーメン屋さんが入っているのですが、そのお店はスタンプカードを導入していて…
  9. 2017-5-14

    事実と意見の違いに注意を!

    本を出版するときは必ず「プロフィール」を記載します。 これがけっこう曲者(くせもの)です。 …
  10. 2017-9-1

    特定商取引法に定められた電話勧誘に関する法規制

    毎日、必ずと言っていいほど「迷惑な営業電話」がかかってきます。 自宅の電話にも携帯電話にも・・…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る