人は考える動物であり、したがって社会人ともなれば人はいろいろ先を読んで「構想を練る」ようになります。
これをかっこよく言えば「構想力」です。
サラリーマンとして働く人も、会社内ではさまざまな課題と向き合って仕事をする必要があり、必ずしも上司から答え・ヒントを得られることはありませんから、時には自分の力だけで解決しなければいけない問題にも遭遇します。
そんなとき、くじけず、めげず、あきらめず、自分で自分を奮い立たせて行動し続ける必要性も生じます。
そこで必要となってくるものの一つが自分の中にエンジンをもって動かす力で、それは別名「自燃(じねん)力」とも呼ばれます。
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「構想力」とは、未来に向けての物事ごとを体系的に考え、まとめあげる能力です。
タダのサラリーマンで、出世欲もなく、とにかくぶら下がりで給料泥棒的な意識の人であれば、その行動の多くは他から与えられる報酬をきっかけとして起こることが多く、構想力という高尚な力量は持ち併せていないと言えるかもしれません。
でも、そうではない人であれば、やはり時には自分自身の内から湧き出る報酬がきっかけになったり、継続するための原動力となったりしますので、自然と構想力を身に付けていくものです。
そのような「自燃(じねん)」の姿勢を持つことはとても大事だと思います。
構想力はどのようなことで高められるのか?
浜辺で海を眺めている子どもたちに海の中は決して見えませんが、でも、「海の中に何があるかな?」と質問をすれば実に素晴らしいことに子どもたちは想像もつかないようなさまざまな回答を引き出します。
こうしたところに「構想力の始まり・ヒント」があるような気がします。
いわば、見えないものを見る/見えるようにするトレーニングが構想力を高めることにつながるわけです。
見えないものを見る(≒未来を読む/将来を構想する)、そしてそれらを体系的に考えて、かつまとめあげるていく・・・という力はリーダーには必要な能力です。
構想力と自燃力をもった人になり、仕事でもプライベートでも充実した人生を送られるようになりたいものですね。