「明日にしようという弱い心に自ら鞭を打て
明日にはまた明日やるべきことが待っている」
by 土光敏夫
「明日やろうはバカやろう」という言葉がありますが、今日できることを先延ばしにして明日にしようとすると、明日は明日でそれをさらに明日(今日から見れば明後日)にしようと先送りにしてしまうかもしれません。
そうこうやっているうちに結局「忘れてしまった」とか「面倒になってやることをやめた」といったことになりかねません。
実際、そうした経験をしている人は多いと思います(私もそうですが・・・)。
今日やろう!今すぐやろう!・・・といった決断を下し自分を奮起させることは、プライベートにおいてはともかくとしてもビジネスにおいては重要です。
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何かをやろう!と決断したとき、そこに生じるリスクを考慮することも大事ですが、それ以上に「後ろを振り返らない」ということが大切だと思います。
後ろを振り返る(=過去にしがみつく)ことに生産性はなく、実行力を劣化させ、本来の力を発揮することができなくなります。
何らかの行動をした、次にすべきは何か?というと、「その行動から成果(果実)を得ること」です。
なぜならもう始めてしまった・・・のですから。
結婚式が終わた後にこの相手で良かったのか?と自問自答するのは意味がありません。
そんなヒマがあるなら、この相手と幸せになるために何をしたら良いのか・・・を考えるべきです。
次に迷うべき場面は「撤退するかどうか(損切りするかどうか)」の場面だけです。
撤退する気がないのなら、もう迷ってはいけません。
何かの副業を立ち上げると決断してリスクを取ったなら、早く次の行動を取ることが大事です。
迷ってグズグズしていても何にもなりません。
賽(さい)は投げられたのですから、ゴールの方向を向いて自分自身という駒を前に進めることが大事です。
人はついあれこれと理由を付けて躊躇しがちですが、そんな時間があったら少しでも前進することに意識を向けたほうがベターです。
プライベートにおいては、まあ、そうしたことも許されると思いますが、ビジネスでは「やると決めたなら、グダグダ言わずにとっとと行動をする」ことが大事です。
先延ばししない/過去を振り返らない/決めた後にグチグチといつまでも迷わない・・・という姿勢を貫くできるだけでもタダのサラリーマンを脱却できると思います。