結婚式の祝辞や、会社内の行事でのスピーチなどで、「突然のご指名なので・・・」と前置きをして自己防衛を計る人が多くいます。
自己防衛・・・要は自分自身を傷つけたくない気持ちの表われです。
まるで、学生時代のテストで「全然勉強をしてしなかったから/勉強していたのと違うところが出題されたから・・・」などと自己防衛をしておきながら実は高得点をとるような人たちのようです。
自己防衛をすることで、もし結果が芳しくなかったとしても、「ほら、私が予め言っていたでしょ」と言わんばかりで、つまりは「恥をかきたくない/結果が悪いとしてもそれは本当の自分の実力ではない」という見栄を張りたいのかもしれません。
大人になれば・・・社会人になれば、そうした見栄を張るよりも、もっと素直に自分を見せるほうが好感を持たれます。
開襟して自分をありのまま見せるほうがベターだと思います。
・・・・・・・・
自分の上司に突然の事情があって急にポストが空いた・・・そして、自分に白羽の矢が立った!・・・といったとき、「そんな突然言われても・・・」とか「もう少し慣れてから・・・」などと言い訳や自己防衛を優先して言い放つようではアウト!です。
チャンスが来た!とそのチャンスを掴もうとする意欲が欲しいところです。
お偉い方から「君に彼(上司)の代わりにやってほしい・・・」と言われたとき、ニッコリ微笑んで毅然とした態度で「お任せください、その準備をいつもしてまいりましたのでご安心ください」くらいの言葉を言い切りたいものです。
会社だってバカじゃありませんから、誰ならできそうかというアタリをつけて打診なり抜擢なりをするわけで、その白羽の矢が自分に立ったことをもっと誇りに思い、自信を持つと良いと思います。
よっしゃ、待ってました!・・・とばかりに言える人はそのチャンスを虎視眈々と狙って準備をしてきた人です。
例えがレアなケースだったかもしれませんが、こうした「チャンスは突然にやってくる」ということをよくよく理解し、その準備を怠らずに行なっておくことは大切です。
チャンスはいつ来るかわかりません。
そのときにそれをしっかりと受け取れるか?
受け取る準備を自分はしているか?
それは来月の新年に起きるかもしれません。
それを逃したらもうチャンスは来ないかもしれません。
今からでも何らかの行動を起こしてそうしたチャンスを活かす準備をすると良いと思います。