
会社に出勤して働いている人は会社内で誰かと会話をする機会がありますが、自宅勤務で会社に出勤する必要がなくなると、途端に他人との会話機会が減ります。
家族がいる人はまだ家族との会話機会がありますが、独身/一人暮らしの人は、極端に言えば休みの日などは「誰ともしゃべっていない」という日があるかもしれません。
定年退職を迎えた独身サラリーマンも同様です。
趣味の仲間がいれば会話機会がありますが、外部とのつながりがないと独り身の人にとって「言葉を発する機会」がどんどん減っていきます。
・・・・・・・・・・・・・
コロナ禍以降、世間の多くの店では「人件費削減→機械化」が進んできています。
スーパーでは「セルフレジ」が導入されて有人でのレジ打ちが減り、ファミレスでは配膳をロボットが行なったり、注文も卓上のタブレットやQRコードをスマホで読み込んで行なうパターンが増えてきました。
銀行や証券会社でも「店頭で人がお客さまに対応する体制をやめる」方針が打ち出されています。
こちらの手続きはアプリからどうぞ・・・など、AIやデジタル端末で完結させて、極力、有人での業務を減らし、さらには店舗自体を統合・廃止して減らすようになってきました。
銀行・証券会社の窓口から人の姿が消えはじめたわけです。
金融資産が数億円を超える優良顧客だけが、奥の応接室で人(店員・店長)と会話をする機会を得ています。
話は少しズレますが、最近は書籍・雑誌を読む人も減っていると思います。
すべてスマホで完結できるからです。
スマホで読むことは「本の在庫を部屋に抱えなくて済む/書籍代が浮く」というメリットがありますが、逆に言えば「手元に本がないから何度も読み返す機会も減る」というデメリットがあります。
人と会話する機会が減り、本を読む機会を自ら手放しているのが現代社会の構図の一つです。
もしかすると人間が持つ「話す・読む」といった基本的な機能がどんどん退化していくかもしれません。
短いスパンではそうした変化は見られなくても十年単位で見ると兆候が表れてくるかもしれません。
物事は「行き過ぎるとアヤ戻しがくる」ものです。
自己啓発を強く行ない、自分のレベルアップを図ることをしなければ、荒んだ生き方になっていくようでちょっと怖いですね。
























