次の2つの質問をしたとします。
Q1.今日現在の自分に何点つけますか?
Q2.来年の今日、何点になっていたいですか?
人それぞれの点数/回答があると思いますが、ほぼ全員に共通していることが一つあります。
それは、Q2の答えのほうがQ1の答えよりも点数が高くなる・・・ということです。
つまり、どんな人も皆「来年の自分は今の自分より良くなっていたい/来年は成長した自分でありたい」・・・と思っているということです。
これを「向上心」と呼びます。
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仕事において、向上心のないサラリーマンは会社から切り捨てられて当然です。
会社にお荷物社員は要らないからです。
ところが、デキるリーダーは「どんな部下であっても、適切なマネジメントさえ受けさせることができれば、今は失いかけているかもしれない向上心を復活させることができる」・・・と信じています。
そして、そのための方策を練り、日々マネジメントに工夫を凝らしています。
デキないリーダーは、もちろん何も考えずに惰性で何となく在籍しているだけで、マネジメントをする」という意識のかけらも多分ない、と思います。
「向上心を失いかけている部下」を、そこから正当な道へ導いてあげるのは簡単なことではありませんが、手法として、一つは「入社当時の初心を思い出させる」こと、一つは「新たな目的・目標を見つける手助けをしてあげること」が解決策になると思います。
そうやって「向上心」のベクトルを正しい方向に向けさせることがリーダーの役割の一つであり、また部下もリーダーに甘えるのではなく自分でそうした向上心を持つ姿勢が大事だと思います。