新規ビジネスは「小さく始める」ということが大切です。
なぜなら、そのほうが失敗するリスクは低くて済み、失敗するリスクが低いということは致命傷を負わずに済む・・・からです。
ビジネスで失敗を恐れる必要はないのですが、致命傷を恐れる必要はあります。
致命傷さえ負わなければ、「次」があるから大丈夫ですが、致命傷を負うと次がなく、本当に大失敗となってジ・エンドです。
だから、最初は小さくスタート・・・が肝心です。
・・・・・・・・・・・・・
ビジネスに限らず、スポーツでも趣味の世界でも勉強でも、最初は手近なところから・・・少額の出費から・・・小さな事から・・・で始めるのが良いと思います。
資格取得の受験勉強をするにしても、いきなり専門学校に2年分の学費を払い込むよりは、まずはその分野の本を1冊読んでみることが大事だと思います。
野球を始めるときに、いきなり高級バット・高級グローブ・高級スパイク・ソックス・・・と全部揃えるのではなく、まずは安いもので良いのでバットとグローブとボールを用意するところから始めるのが良いと思います。
何かを始めるとき、その分野においてまだ知らないことがたくさんありますから、まずは知識武装を心がけることが必要です。
基本もできていないのにいきなり応用技なんてできない・・・ということです。
一番手軽で、効率も効果も抜群なのは「読書」です。
「本を読んで基礎知識を身に付ける勉強をすること」が大切です。
いきなり、高額な有料セミナーに参加してもそこで用いられている言葉についていけませんし、概念も良く理解できず、結局初歩的にわからないことだらけで、あまり効果はありません。
そのくせ、高額な有料セミナーですから費用(出費)はかなりの額になります。
ハッキリ言って無駄であり、もったいないことであり、そういうやり方をしている人は習慣的に「稼げない人/成果を出せない人」になっている恐れがあります。
5万円の有料セミナーや情報商材は買ってしまうのに、1000円~1500円の本を買うことはない・・・というのは残念なことです。
5万円のセミナーや情報商材を買うお金があれば、1500円の本を30冊買えます。
古本屋さんで購入すれば50冊以上は買えます。
ある特定の分野で、30冊ないしは50冊もの本を読破すれば、それなりの基礎知識や考え方やノウハウは頭に入ります。
そのうえで、改めてセミナーや情報商材を購入する必要があるかどうかを検討するほうがベターだと思います。
順番を逆にする人は、往々にして高いレベルでの結果を導くことができず、いつも中途半端に途中であきらめて投げ出してしまう人に多いような気がします。
○○・・・ということを他人から教えてもらっても、頑(かたく)なに自分の習慣を変えようとせず、したがっていつも同じ道を繰り返す・・・ような人はいつまで経っても成功者になれない・・・かもしれません。
何かを始めるなら、その分野に関する本をまずは数冊程度で構わないので読み、基礎知識の習得に努めることが大事だと思います。