年末年始が近づくこの時期は、「目標」とか「計画」といった言葉が盛んに飛び交う時期でもあります。
計画とは「自分が未来をどうしたいのか」の具体的行動を表わすことであり、自分の描く未来像を明確にすることにつながるものでもあります。
1日の計画なら「今日をどう過ごしたいのか」という気持ちの表れですし、1週間の計画なら「この1週間をどう過ごしたいのか」という気持ちの表われですし、1ヶ月の計画なら「この1ヶ月をどう過ごしたいのか」という気持ちの表われです。
多くの人や会社は「1年単位」での計画を立てますが、それは取りも直さず「この1年間をどう過ごしていきたいのか?!」を明確にすることと同義です。
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プライベートで計画をなかなか立てられない人というのは、「未来は自分にはどうすることもできない・・・」というネガティブな発想を無意識のうちにしているのかもしれません。
自分が悪い/能力不足というよりも、未来はそういうものだから自分が悪いわけではなく仕方のないことだ・・・と自分を庇っているのかもしれません。
でも、未来は確実に自分の手で変えることが可能な世界です。
過去は変えられませんが、未来は変えられます。
計画を立てるほどに、「未来は自分次第だ」という自覚を高めることにつながります。
自分次第だ・・・が、やがて「自信」につながります。
実際、計画を立てて、その計画通りに実行して何かをやり遂げた経験のある人は、強い自信を自分の中に抱いています。
そういう人は「自分の未来を変えられる人」です。
計画は「未来を変えていく(意欲ある)人」にとっては大切なものですが、目の前のことに追われて過去の繰り返ししか眼中にない人にとってはあまり必要のないことかもしれません。
そいういう人は「計画」に基づいて動くのではなく、今、頭の中に入り込んできたものに反応することしかしません。
目の前のことに「反応」ばかりしていると、外部環境・出来事が自分の人生を左右し、コントロールしているような錯覚を覚え、そうした価値観を定着させてしまいがちです。
目の前に起きた出来事に振り回されていると、人生は虚しいものになります。
いつも何かに振り回されてしまうとしたら、その原因は「置かれている状況」にあるのではなく「計画を立てない習慣」にあると思ったほうがベターです。
意地でも計画を立てて、そのとおりに実行し、小さな成功体験を数多く積んでいくことは大切なことですし、それによって今後の人生も好転していくと思います。