自慢顔で「どんなもんだ~!」と偉そうに恍惚感に浸っている顔を「ドヤ顔」と呼んだりしますが、そうしたドヤ顔をした人を見ると、多くの人はちょっとした嫌悪感を覚えます。
人は、「他人の偉そうな態度や言動、他人の驕り高ぶった態度」には自分が劣後に置かれた気がするので嫌悪感を覚えるのだと思います。
ドヤ顔ができると言うことは、言わば自分の「満足領域」を「現状維持」の状態に置いているわけです。
自分が他社よりも優れている/優越感を覚えそこで「満足」しているのと、その満足を「現状維持」しようとしているから、ドヤ顔になるのだと思います。
でも、現状維持は後退と同じで、そこからの成長・進歩は望めなくなります。
大金を稼いだり、何か賞を取ったり、出世したり、組織のトップになったりすると、人はつい心のゆるみが生じてドヤ顔の状態になりやすくなります。
満足するのは良いのですが、そこから先を望まなくなるような「非挑戦」の姿勢は人を怠惰な方向へ導き、不幸な状態へ誘(いざな)っていきます。
もし、自分がどこかでドヤ顔をしたり、しそうになったときは、瞬時にそのことに気づいて自分自身を戒めることが大事かもしれないですね。