多くの人は「人生設計」に関して保守的かもしれません。
ここで言う「保守的」というのは、決められたルートを選びがち/親が決めた選択肢を疑いもせずそのまま自分の選択肢として決めてしまう・・・ということです。
小学生や中学生くらいのときはそれでも仕方ありませんが、高校生から大学生になるタイミング、大学生から社会人になるタイミングでは、もっと自分の人生を自分の意思で決めることを中学・高校くらいで学んでおいても良いと思います。
多くの人は、周囲の人(親や先生や友だち)に言われるがまま、何となく自分の学力偏差値が該当する学校を選んだり、少しでも高い偏差値の学校に入ろうとしたり、できるだけ有名な会社に就職しようとしたり、少しでも大きな会社に就職しようとしがちです。
そして、その会社で一生を勤め上げ、定年退職をして何となく日々を過ごしていく・・・といったルートを辿ろうとします。
ベルトコンベヤーのように進んで行くわけですが、そこから外れるともうそのルートに戻れないような気がして人は臆病になるのかもしれません。
本当は、外れたら外れたでまた別ルートを開拓すればいいだけなのですが、多くの人はそれを怖がります。
人生の選択肢は、何もそのルート一つ限りではないことに早く気づくことが大事です。
別にそのルートから外れても全然人生の落後者ではないし、自分のことを落ちこぼれだなんて卑下する必要もありません。
ランチ(食事)で言えば、午後2時までしかやっていないお店に2時過ぎに行って閉店していたなら、別に他の店へ行けばいいだけのことで、次にお店が開く夕方5時までお店の前で待つ必要はない・・・といった感じです。
自分にはさまざまな可能性があって、またさまざまな選択肢がある・・・ということに気づかないと、人は盲目的にたった一つのことだけがすべてだと勘違いしてしまいます。
他の人が選んでいる選択肢と同じが良く、かつ、それしかない・・・と思ったら、そこが大間違いのポイントです。
むしろ、他の人が選んでいる選択肢と同じ選択をすることは面白くない/つまらないと思うくらいでちょうど良いと思います。
みんなが向かっている方向だけが正しいという保証はないし、もちろん自分が選ぶ方向だけが正しいという保証もありません。
同じ保証がないのなら、最後は自分の意思で自分で決める!・・・という胆力が大切だと思います。
なぜなら、時代は変化し、従前に正しかったことも数年後には正しくないことに入れ替わっていることも多々あるからです。
自分で考え、自分が良いと思う選択をすることで、将来、何歳になっても後悔だけは絶対にしない!という気持ちが強く持てるようになると思います。