今年の新入社員は昔と違ってコロナ禍の影響を大きく受けています。
そのため、入社そうそうから自宅などでテレワークという働き方を余儀なくされた人もいます。
会社にとっては間違いなく「新入社員」なのですが、自宅(自分の部屋)という自分だけの城で自分の裁量にある程度委ねられた範囲内で働く姿勢は、まるで「自分会社の社長」のようです。
そういう意識を持つことも今の時代では大事だと思います。
会社組織に所属して給料という対価を得ている以上は会社の方針に従うことが求められます。
自分の好き勝手に何でもできるわけではありません。
また、同期社員などと切磋琢磨して互いに成長していくことも大切です。
最初のうちは慣れないことばかりで自分では判断が付かないことも多いため、つい周囲がどうしているか?と付和雷同したくなる気持ちもあると思います。
確かに周囲と同じことをしていれば、自分だけが恥をかくといった失態はないかもしれません。
でも、それは最初のうちだけにして、いつまでも周囲の様子をうかがって生きるのはやめたほうがベターだと思います。
みんなと同じでいたいという同調圧力に負けず、個性的でオリジナリティーの高い自分自身を作りあげていってほしいと思います。
自分自身で入社・就職を選んだ今の会社には、会社独自の理念や哲学があるはずです。
見方を変えれば、そうしたものに共感できたからこそ他者の内定を蹴ってこっちに就職を決めた・・・とも言えます。
仮にそうではなく、何となく入社してしまったのだとしたら、もう一度職場の上司や先輩、あるいは経営者から直接「わが社の理念がどんなことなのか」を聞いてみると良いと思います。
きっと「経営理念」「社是」「社訓」「行動指針」「行動規範」「評価基準」「賞罰規定」といったものを明示してくれるはずです。
それをよくよく理解し、仕事上の価値観の一部にすれば、今の会社で活躍していける可能性が高まります。
逆に、万が一、会社の考え方に賛同できない、まったくピンとこない、というのであれば選択肢は2つです。
一つは、もう一度会社を選び直すこと。
もう一つは、会社に働きかけて理念や哲学を作りかえてもらうことです。
ただし、後者のほうはしかるべき実績なり経験を積んで発言力が高まってからでないとできない話です。
一介の新入社員が入社早々にそんなことを言っても無視されるのがオチです。
新入社員のうちは、「これをやりなさい」と上司から言われたことを正確かつ迅速に行なうことが大事です。
それを繰り返してまずは実績と経験を積むことが大事です。
いずれにしても、自分の貴重な時間のほとんどを捧げるのが「会社での仕事」です。
後悔をすることがにように「時間を大切に」して自己成長を遂げていってもらいたいと思います。