将棋の羽生名人は、「将棋に強くなるためには、将棋の勉強をするしかない」とNHKの取材で答えています。
至極当然のことであり、すべての業界で言えることだと思いますが、こうした「当たり前のこと」を「当たり前に行なうこと」がなかなか難しく、多くの人はこれができません。
逆に言うと、「当たり前のことを当たり前に行ない続けられる人」こそがその道の先人となっていけるのだと思います。
天才は必ずしもIQが高いわけでも万能なわけでもなく、また子どものころにIQが高かった人が必ずしも成功するわけではありません。
どんな分野でも成功して天才と呼ばれるようになった人には、数万時間にも及ぶ勉強や努力の時間が背景に隠されていると思います。
音楽でもスポーツの分野でも一般の会社組織でも、他人より多くの努力を重ね勉強を怠らなかった人がトップに立っていきます。
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天才は脳内回路が高速で始動・回転するようになっているようで、凡人とはそのスピードと正確さが異なります。
でも、その背景には「努力(勉強)と経験」が隠されているわけです。
脳内回路を強化するためには、繰り返し電気を流すことが必要で、これが「努力と経験」で培われるものであり、すなわち何らかの訓練を反復することが大切と言えます。
ゴールデンウイークももう終わりですが、この時期に家で勉強や努力を継続した人とそれをしなかった人の差は今後の日々の活動の中で徐々に出てくると思います。
挽回するには、今からでも遅くはありません。
努力と経験を積み重ねていく行動パターンが大切です。
自分の脳内回路を徹底的に強化して盤石なものにできるよう自己啓発を怠らないことが大事ですし、特に出世を望んだり自分を高めたいと願うようなサラリーマンには必要だと思います。