サラリーマンであれば、原則として会社に在籍している以上は就業規則/賃金規定で定められたある一定のお金(給料)をもらうことはできます。
でも、それに甘んじているといつまで経ってもその金額は増えていきません。
サラリーマンが自分の給料を増やしたいと思うなら、「会社の人事考課/給与査定のルール」を知る必要があります。
そのうえで、「そもそも自分が会社に提供している価値は何か?」を考え、その価値を高めるための方策を練ることが給料を増やす近道です。
資本主義の世界でお金をやりとりするのは、そこに何からの価値を認識して交換しているからです。
価値が無いと思われる対象(人も含めて)に多額のお金を差し出す/無償で与える・・・なんてことはありません。
この極めて当たり前のことが、「自分」という存在を対象にした途端に忘れてしまうのが人間の悲しい性(さが)の一つかもしれません。
だから、自分がほとんど何も価値を会社に提供できていないのに待っていれば自然と給料が増える/ボーナスが増えるという甘い幻想を抱いたりする人が出てきます。
自分という存在と会社という存在との間で何らかの価値を認識し合うことで給料をもらっていると理解し、だからこそ「自分の存在価値を高める」という当たり前のことに邁進する姿勢が必要です。
もし、仮に自分の持つ価値と会社が支払う給料のバランスが悪く、今の給料の額は高すぎる!・・・と会社側に判断されたなら、いずれ給料の額は釣り合いが取れる水準まで低くなっていく恐れもあります。
これは当たり前の話です。
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あなたのどこにどのような価値がありますか?と問われたとき、自分で即答できる人というのはまずいません。
なぜならそうしたことを考えたことがないからです。
でも、だからこそ、日々そうしたことに意識を向け、自分の価値を探る行動を取っていくと、徐々に自分の本当の価値に気づくことができます。
そうすればしめたもので、後はその価値をどうやって高めればよいか?を考えるだけです。
給料が安いと嘆く(もしくは文句を言う)人は、自分が持つ価値を正しく理解してそう言っているのではなく、ただただ「給料の額面だけを他人と比較して」低いといっているだけであることがほとんどです。
極論を言えば「みっともない」です。
自分の生活/遊行をもっと贅沢にしたいという欲望に駆られて、そのための原資(=給料)をもっと欲しい!・・・と文句を言っているだけだとすれば、なんとも残念な態度です。
自分の就労のどこに価値があるのか?を適切に知り、それを高める努力を行なって「発言する資格をもって文句を言う・・・」という態度をとる、そんなサラリーマンであればきっとビジネスマンになっていけると思います。