
「ネットサーフィン」という言葉があります。
サラリーマンの中にはデスクワーク中心で仕事をしているふりをしながら、実はパソコンでネットサーフィンで時間を潰している・・・という人がそれなりにいると思います。
1.上司の目が届かない環境下で
2.椅子とパソコンがあって
3.パソコンでインターネットを使うのが不自然ではない
という業務だと、人はつい怠惰な面を出してこうなってしまう恐れがあります。
仕事に「目的・目標がはっきりしていない」と余計にそんな精神状態になりそうです。
ネットサーフィンというのは、要するに無目的に何となくテキトーにいろんなサイトを見てまわる・・・ということで、やってみるとそれなりに新鮮な情報に遭遇するので、飽きることなくいくらでも時間を消費、浪費できます。
でも、それは完全に遊びであって仕事ではありません。そんな人は仕事でミスをしたり、進捗を遅らせたりする恐れがあるので要注意です。
上司はそうした部下が出てこないように、キチンと目を光らせておく必要があります。
境目をグチャグチャにさせてはいけないですね。
仕事で本当にネットを使う必要がある(たとえば検索する)というのであれば、どんな情報を入手したいのかが明確になっているはずで、これだと「目的がはっきりしている」ことになります。
ここが曖昧であるほど、また他者の目が届かない環境にあるほど、甘い誘惑に負けてしまう部下が続出です。
仕事ですから間違っても「面白そうな情報が表示された/興味を引くタイトルが目に付いた」というときでも、目的・仕事とは関係ないバナーをクリックしてはいけないですね。
そうやって関係のないサイトを見始めて、しかも結局誰からも咎められることがないと、心が負けて「まあちょっとくらいいいか!」と自分で勝手に自分を言い訳をして道を外してしまいます。
そうなるともうキリがありません。
受験勉強をしているときについついテレビを見たりゲームをし始めてしまうのと似ています。
そうした誘惑に打ち克つだけの強い心を持つことや、決して脱線しないという意思を持つことが大事です。
受験勉強なら「この勉強が一段落したら/〇時間勉強したら、その後に30分だけ見ても良い・・・」などといった自主ルールを設けることも可ですが、仕事においてはあくまでも仕事時間中ですからそうしたことは許されません。
それを一種のモチベーションを駆り立てるエサにして行なうのはプライベートではアリでも、公の環境下(=仕事中)では不可だと自分に言い聞かせる勇気も大切です。
仕事をしているときは仕事以外のことをやらない、仕事が終わったら時間を決めてやる・・・という自分なりの決まりを(←当たり前のことなのですが)作り、そのマイルールに従う・・・という意識をしっかり持つことが大人の社会人の嗜みの一つだと思います。