
古代ギリシャのアリストテレスが人を説得する方法として言っていたことがあります。
それは、「エトス(信頼)・パトス(共感)・ロゴス(理屈)が大切だ」ということです。
現代社会でも同様です。
人を動かすためにこの3要素は必要です。
ロゴス(理屈)をどれだけ伝えても、そこに信頼性と共感性が欠如しているとなかなか人を動かすには至りません。
エトス(信頼性)とパトス(共感性)は政治家に求められる重要な資質であり、たとえば選挙で当選するための大きなコツになり得ます。
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「人生とはシンプルな構造をしている」・・・と誰かが言ったとします。
ここにロゴス(理屈)は存在していませんが、誰が言うかによってエトスとパトスは変わってきます。
誰かを動かしたいときは、エトス(信頼性)とパトス(共感性)にフォーカスすることが大切だと思います。
ロゴス(理屈)も大事ですが、上記2つが欠けた状態でどんなに理屈をこねてもなかなか納得してもらえません。
信頼性も共感性もないのに理屈を押し付けたら嫌われてしまうだけです。
相手に信頼されるようになり、気持ちが分かり合えるようになってから理屈的な話をするほうがベターです。
最近の政治家の言動や動向を見ていると、ふとこうしたことを思ってしまいました。
























