どんなビジネスでも「経営数字を振り返る」ということは必要なことです。
そして、現状を知る → 理想を想定する → 現状を理想に近づけるために何をすれば良いかを考える → 試行してみる・・・という流れを実践することが大切です。
振り返るべき経営数字には例えばこんなのがあります。
客単価はどれくらいで/お客さんは何人で/それがどれくらい集まるから売上はいくらになって/それに対する原価はいくらで/それ以外の経費がどれくらいで/結局手元にはいくら残っているのか・・・など。
経営者たるもの、これらの数字の把握と計算と予測は絶対にやらないといけません。
経営者でなくても、一部門を預かっている部長や課を預かっている課長も同様に自分の裁量下にある範囲でそれらを把握・検討しておくことが大事です。
課長なのに部の数字予測ができるようになると、やがて部長になれる日もそう遠くないかもしれません。
逆に部長なのに自分の部の売上予測がチャンとできない/対策を実施できない・・・ようなら、いずれ降格の憂き目にあうのも時間の問題かもしれません。
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これらをちょっとしたゲーム感覚で訓練する方法があります。
たとえば、飲食店に入ったら、
Q.1 このお店って売上と営業利益はどれくらいだろう?
Q.2 アルバイト人件費はどれくらいだろう?
Q.3 1か月あたりでいくらくらいの純利益があるんだろう?
・・・などと自分なりに予想・見当してみることです。
飲食店であれば、個人経営だろうがチェーンレストランだろうがラーメン屋だろうが定食屋だろうがファストフード店だろうが一切関係なく、自分なりに考えてみるところに訓練の意義があります。
知的で面白いゲームになります。
ただし、当たっているかどうかはわかりません。
わからないからこそ、この訓練/ゲームを一人でせずに他の人と一緒にやってみて、互いに検証してどこが正しそうでどこが明らかに誤っているかなどを話し合っていくと成長が早まると思います。