イタリアのナイトクラブで行われた実験にこんなのがあるそうです。
「タバコを1本もらえないか?」と相手の右の耳から話しかけた場合は約40%の人が承諾したのに対し、左側の耳から話しかけた場合は20%にも及ばなかった・・・・・・。
これは、「人は右耳から頼みごとをされると、左耳から聞くよりも承諾する可能性が2倍高くなる・・・」ということのようです。
詳しいことはよくわかりませんが、きっと右脳・左脳が関係しているだと思います。
これが本当だとすれば、営業でもお客さまの右耳に(=お客さまに向かって左側から)セールストークをすると良いのかもしれません。
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私は、現役時代に上記のことは知りませんでしたが、相手がお客さまでも部下でも自分の左側の90度の角度で座ってもらって話をすることはよくやっていました。
結果的に、相手の右耳に近い方で話す・・・というやり方になっていました。
対面に座ってもらう(=180度)のではなく、四角のテーブルで言えば横90度の位置に座ってもらい、しかもそれは自分から見て左側に座ってもらう・・・というやり方です。
私が当時つかんでいた考え方は、相手の右手(←右手が利き手の人が多いので)をあえて自由にさせない位置で話をする/交渉する/相談する・・・と自分の意が伝わりやすい/承認してもらいやすい・・・ということでした。
これは自分の実体験から来ていたものですが、上記の「右耳に話す」のと実体は同じことになります。
「相手の右耳に向けて声を発する/人は右側から話しかけられたときのほうが承認しやすくなる」・・・これは覚えておくと良いかもしれないですね。