
子どものころ、鉄棒で「逆上がり」ができるようになったとき、それから数回練習すればもう簡単に逆上がりができるようになっていました。
自転車で補助輪なしで乗れるようになったとき、そのあと数回練習して完全に補助輪がなくても転ばないで自転車を運転できるようになりました。
数学の計算問題を解くとき、数回練習問題を解いたあとは、もうそれに類する計算問題は解けるようになりました。
→ このように、何かがいったんできるようになると、後はそれを練習して身につけることでもう失敗せずにできるようになります。
「それまでできなかったこと」が何らかの努力のおかげで「恒常的にできるようになる」ことを「成長」と言います。
背景にある大切なことは、
1.まずは一回の小さな成功体験を積むこと
2.あとはその分母を増やして完全に身につける
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初めての不動産投資で家賃がキチンと口座に振り込まれ、計算上「手取り家賃〇万円の収入」が確定したとき、それはそれは嬉しかったものです。
家賃の額がいくらであれ、それは表面上の金額ですから重要なのはそこから必要経費を差し引いた「実質の手取り額」のほうです。
たとえば、マンションの区分投資(ワンルームなど)であれば、家賃から管理費・修繕積立金・賃貸管理費・固定資産税を差し引いた実質的に手元に残るお金)」がその「実質手取り額」になります。
地方のマンション言えば、「表面家賃=3万円/手取り家賃=2万円」といった感じです(ザックリと)。
この仕組みを一つ作れたとき、少し早いですがある意味で、「これで人生逃げ切れる・・・」という発想が浮かんできます。
どういうことか(なぜか)?
あとは「分母を大きくするだけ」だからです。
再現性のあることであれば、一つうまくいけばあとは「分母を大きくするだけ」です。
不動産投資の家賃収入を例にして言うと、物件一つで月2万円(年間24万円)だとすれば、
10物件あれば月20万円(年間240万円)、
30物件あれば月60万円(年間720万円)
50物件あれば月100万円(年間1200万円)
100物件あれば月200万円(年間2400万円)
です。
「仕組みが構築できれば/稼げるようになったら、後は分母を大きくするだけでお金は自動的に増えていく」・・・です。
冒頭の例と同じように、一度何かができるようになったら、後はそれが恒常的にできるようになるよう努めれば良いだけで、その一つの手が「分母を大きくする/成功体験を積み重ねる」ことにあると思います。