過去における選択と決断が自分にとって最適だったのか?・・・なんてことは、後になっても結局誰にもよくわかりません。
人間万事塞翁が馬・・・であり、ある時では良い選択だったことも別の機会には良くない選択になり、その逆もあります。
何が良くて、何が良くないのかははっきりとした正答がないのが人生だと思いますし、企業経営においても同様です。
企業経営に携わる者は環境の変化に適応して自社の経営のかじ取りを行なう必要がありますが、時代の移り変わりはときに冷酷で、ときに温かいものです。
経営者は「従業員とその家族の生活を守る」という大事な使命を帯びていますから、自分の経営手腕がダメでごめんなさい・・・では済まされません。
そんな立場・環境に身を置いていることを忘れずに日々経営の「選択と決断繰り返し」を行なうことが求められます。
言えるのは、「その選択をしたい以上はそれが最適だと信じて行動と努力を継続し、必ず得たい結果を得る」という強い覚悟を持つことだと思います。
どの道が正しいのかを悩んでいても正解はありません。
悩んだときはとにかくやり始めてみることが大事で動いているうちに正解が見えてきたりします。
また、「静」の状態では気づかなかったことも「動」の状態になることで気づくこともあります。
経営では「あー、あっちの方が良かったかもしれない・・・」と迷うことは幾度となくありますが、でも、仮にあっちの道を選んでいても後に同じように迷うものです。
なぜなら、時代は常に変化しているからです。
「変化」の時代の「リーダー」の仕事は、必ずしも「正解を選ぶこと」ではなく、半分くらいは「選んだ道を正解にすること」という意識を持つと良いと思います。
「こっちだ!」と決めて行動し、その選んだ道を成功・正解に導くように努めることが大事だと思います。