会社経営者で著名な人たちには、いくつも共通点があると思いますが、中でも会社発展のための手法・経営理念として特に大切にしていた(いる)と言われることがあります。
何か?
それは「社員の研修教育」です。
経営者によってそれぞれやり方は異なりますが、根底にある考え方・発想は同じだと思います。
つまり
「会社は人でできている。繁栄継続のために社員の成長が必要不可欠である」
・・・という考え方です。
社員が成長して幸せを感じられることにつながらなければ、会社の成長発展もない・・・ということです。
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私も東証1部上場企業の経営を通していつもそう思っていました。
そう思っていたからこそ、何年も連続で自ら社員・アルバイト研修の壇上に立って実践を繰り返してきました。
そして、それは今でも間違っていなかったと思っていますし、もしもう一度同じ局面に立ったなら同じことを繰り返すと思います。
一口で社員を研修教育する・・・と言っても、相手は自分とは年齢も、生き様も、家庭環境も、住んでいるところも、出身学校も、価値観の異なる人間です。
そうした人たちを研修教育するには、単に社内において自分のほうが職位が上で偉いという物差しではなく、「人格面・能力面・精神面・権限面などの総合的な人間力において自分が研修教育をするのにふさわしい人間だ」と思ってもらえるようにリーダー自身が成長し続けることが必要です。
会社の明るい未来は社員の研修教育なしでは語れない・・・と思います。
経営リーダーも一般社員も熱意と向上心をもってお客さまの役に立とうと仕事をしている会社には、強い組織力が生まれます。
組織力のある会社はつぶれません。
強いということは生き残りやすい、永続性がある、ということです。
会社の内側をしっかり守り、うわべだけの会社発展ではなく本質的な会社の発展(永続的発展)を目指すためには、リーダーを含めた全社員の研修教育と成長が大事だと思います。