金融業界では毎年、さまざまな新しい金融商品が発売されています。
昔はこんなに多くありませんでしたが、いつの間にか世の中には多種多様な金融商品であふれるようになったと思います。
新金融商品の中身は玉石混交で、一般的な人が決して手を出すべきではない商品も多々あると思います。
その手の商品のほとんどは「投資家に保有」されるために作られたのではなく、「投資家に販売」するために設計されたものであって、したがって「儲けるのは売り手側のほう」ということになっているかもしれない・・・と気づくことが大事だと思います。
新しい商品には気をつけよ!・・・ということです。
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商品は、その商品が新品か?それとも中古品か?と2つに分類することができます。
どんな商品であっても、世の中には「新品(初物)」と「中古品(初物ではないモノ)」しかありません。
そして、ここで一つ言えるのは「新品にはまず間違いなく新品利益が乗っている(加算されている)」ということです。
新車には必ずディーラーの利益が乗っていますし、新築マンションにも必ずデベロッパーの利益が加算されています。
逆にいうと、いったん流通してしまった後の中古品にはそういう利益は乗っていません。
新品利益が乗っていても新品を欲しい・・・という背景には「自分がその商品を初めて手にする権利/優越感/初物の支配欲」などがあると思います。
中古品はイヤだ/新品でなきゃ買わない・・・という人の感情にはそんなことが隠されていると思います。
人のそうした感情をよくよく理解するとそこに一つのビジネスチャンスが生まれ、また、新品にこだわらないという感情を持つ人をターゲットにすればそこにも新たなビジネスチャンスが拓けます。
対象となる商品にもよるかと思いますが、自分が購入者側の立場であれば「新品には新品利益が必ず乗っている」ということを理解したうえで購入すると良いと思います。