以前、東京証券取引所に会社を上場させる準備を進めていたとき、その必要な過程の一つとして「業務フローを描く」というのがありました。
自社ビジネスを図に表してフローチャートを描くことです。
証券取引所の審査では、当然のことながら「何を扱っている事業ですか?/顧客の対象はどんな人ですか?」・・・などを尋ねられますが、いろいろなことを書面にしたためておくことも求められます。
こうした「自分のビジネス/事業を図で説明する」・・・という発想やスキルはすべての会社経営者に必要なことだと思います。
そう言われて、スラスラと図を描ける経営者の多くは、ビジネスがうまくいっている人です。
逆に、描けない人はうまくいっていない恐れがあります。
自分のビジネスを俯瞰して見ることができなければ、図を描き、フローチャートで説明することはできません。
残念ながら、多くのサラリーマン社長は「う~~ん」と言いながら説明できないような気がします。
自社ビジネスのあらまし/仕組みを説明できないとすれば、実際の経営はどんぶり勘定になっている恐れがあり、何とな~くやっているだけ・・・かもしれません。
どんなビジネスも「仕組み」で考えられます。
ビジネスは「仕組み」が重要です。
そして、その「仕組み」が見えていれば、後はその流れを強化していくだけ・・・です。
事業を「図・フローチャート」で描いて第三者に説明する・・・というスキルを経営リーダーは身に付けておくと良いと思います。