商品を買ってくれた人と何も買ってくれなかった人とで一番違うのは、「次回に何かを買ってくれる確率」です。
今回何も買ってくれなかった人は、(たまたまということもあるかもしれませんが)おそらくほとんどの場合において次回も購入してくれません・・・と言うか、次回来店すらしてくれません。
何も買わないで去っていった人よりも、一度でも商品を何か購入してくれた人(=お客さま)のほうが、次も商品を買ってくれる可能性が高いと思います。
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言うまでもなく、お店商売では「来店」してもらうことがまずは重要です。
そして、1度限りの購入ではなく、何回もリピートして来店してもらい、その都度何かを購入してもらえるのが一番ありがたいことです。
稼ぎ続けることができない経営者はここをよく理解していないのかもしれません。
「稼げないお店」や「稼げても1回限りのお店」の経営者は、商品を売る目的を「売上を上げること」だと思い込みがちです。
したがって、せっかく来店してくれて、しかも商品を購入してくれているのに、大事な「お客さまとの関係」に気づいていません。
お客さまとの関係を見てない人が
→ たまたま売れると「稼げる人」になり、
→ たまたま売れないと「稼げない人」のままという状態になります。
一方で、稼ぎ続ける経営者/お店はどう考えているかというと、「お客さまとの関係を構築する」ことに意識を向けています。
目先の売上よりも、顧客が再度顧客になってくれること・・・や、顧客が別の顧客を連れて来てくれること・・・や、SNSを使ってよい評判を広めてくれること・・・などを考えています。
「今」商品を販売して売上をあげることは、それらが本質的な目的だと理解しているわけです。
商品を売れば売るほど次の商品を買ってくれる可能性が高いお客さまが増え続ける・・・という正のサイクル/スパイラルを起こすことが大切です。
それができるほどに、稼ぎ続けるお店になっていきます。
今日だけではなく、明日のことも考える・・・
目先だけではなく、将来のことも考える・・・
短期目線ではなく、長期目線を持つ・・・
こうした経営姿勢は大切なことだと思います。