会社内にはさまざまな問題が生じてきますが、リーダーはいつもどんな問題であっても、「自分事」だと認識して問題解決に取り組む姿勢が必要です。
何か問題があってそれがずっと解決しないとしたら、そこにはたいてい一つの共通した症状が出ています。
それは「他者のせいにする」ということです。
私・自社・自分の部署が悪いのではない、社会が悪い、環境が悪い、あそこの会社のせい、あっちの部署のやつらが悪い・・・といったように他者の責任に転嫁するクセをもっていると組織はうまく機能しません。
うちには人材がいないから・・・と嘆いても問題は一向に解決しません。
「○○のせいだ」という言葉がどこかに出ているようだと問題解決に時間がかかりますし、いくら時間をかけても進捗ゼロということにもなりかねません。
リーダーは「他者のせいにして問題は解決するのか?」という質問をいつも自分自身に投げかける姿勢が必要です。
おそらく世界中の誰に尋ねても「解決しない」と答えると思います。
最も非生産的で問題が解決しない思考回路=「他者のせいにする」ということを捨て去ることが大事です。
無意味な思考回路を持ったリーダーが行き着く先は「問題放置/結局何もしないまま」・・・です。
部下も取引先もお客さまも見ています・・・たとえ自分事ではない問題だとしても、それをあえて自分事だと捉えて積極的に問題解決を図ろうと奔走するリーダーの姿を。
そうした姿勢を持つリーダーにこそ他者が協調してくれるようになり、難しかった問題解決も徐々にほぐれて解決に向っていくと思います。