やってみる価値はある/やってたいした損はない

部下が上司に前向きな提案・立案をするとき、部下は自分なりに「勝算がある/やってみる価値はある」と思って、意を決してその企画を提出するものです。

だから、上司はそれを汲んで無下に却下をしないようにする配慮が必要です。

部下は、却下されてもていていは「これはやってみる価値はあるはずなのになあ・・・」と思っているものです。

実は、上司も常々この考え方を持っている必要があります。

上司の「やってみる価値はある」という考え方と、部下の「やってみたい」という熱意、および「これはやれる」という自信が揃うと、たいていその企画はうまくいきます。

・・・・・・・・・

挑戦心があり、謙虚さもある上司には、「それはやってみる価値があるかもしれない・・・」という発想が浮かびます。

逆に、現状維持を求め、傲慢な上司は「それはやらないほうがいい」という発想しか浮かんできません。

新しいことを何もやらなければ、失敗することもなく、失敗しなければ自分の地位は安泰だからです。

そういう上司に就いてしまった部下は不幸です。

何をどう提案しても却下されます。

上司が「成長・発展」を望んでいないからです。

つまり、本来は上司(管理職)の立場に就いてはいけなかった人が、間違ってその職位に就いてしまった人です。

こうしたときは、部下はジッと耐えて、その上司が左遷されたり、落ちぶれていくのを待つしかありません。

時間がかかりますから、場合によっては早々に組織に見切りをつけて他の会社へ転職したり、独立起業するのも手です。

ただし、他の会社へ転職しても、そこでもまた同じタイプの上司の下についてしまう恐れもあるので、安易な転職は禁物です。

一方、上司が普段から「それはやってみる価値があるかもしれないね~」という言葉をよく発している場合は、部下はラッキーです。

自分の成長余地が大です。

物事の多くは実際にやってみなければ分からないことが多く、机上の空論は所詮「机上の空論」であり、事実は小説よりも奇なり・・・のことは多いものです。

明らかに合理的・理論的な「やらないほうが得策である理由」が見当たらない限り、部下が提案してきた企画は実行してみるほうがベターです。

部下はそれによって謙虚になりますし、失敗からも成功からも学ぶことは多く見つかるものです。

上司の立場にある人は、基本的には「やってみる価値がある」という視点で物事を計ることが大切だと思います。

 

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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