
石破総理の発言を聞いていると、やたら「~ねばならない」という言葉が出てくるように思えます。
何気なく聞くと「あ~そうなんだ・・・」とか「あー、そうかもね」と追従してしまいがちですが、そもそもこの「~ねばならない」というのはその人の勝手な思い込みだったり、その人の主観や先入観による押し付け意見だったりすることが多いものです。
良く言えば、他者をある方向へ導こうとする強力なリーダーシップの表れの言葉と言えますが、一歩間違えると(言っている本人にその気がなくても時と場合によっては)一種の「洗脳言葉」として成り立ちます。
この「~ねばならない」という言葉に縛られるのはうまくないと思います。
もっと柔軟に発想することのほうが大切です。
「~ねばならない」の言葉は、多くの場合は「義務感」や「危機感」、さらには「評価されたい」という欲求から生まれています。
すべての「~ねばならない」を人生から消し去ることは難しいかもしれません。
しかし、それを減らすことは可能です。
「満員電車に乗って通勤せねばならない」「ウマが合わない上司と働かねばならない」「お金がないから節約せねばならない」といった「~ねばならない」に囲まれた日々は見直してみると良いと思います。
自分の中にある「~ねばならない」を紙に書き出し、それぞれの隣に「他の代替案は何か?」という改善策を考えてみると良いと思います。
「~ねばならない」を手放していくと、視野が広がり、新たなライフスタイルを手にすることができると思いますし、リーダーは部下育成において偏重を減らしたマネジメントが可能になると思います。