
何の脈絡もありませんが、まずは頑張って2500万円貯める・・・ことを検討してみたいと思います。
ここから書くのはあくまでも一つの例です。
30代・40代の夫婦で親も健在と仮定します。
1.毎年、夫と妻はそれぞれ自分の親から110万円の贈与を受けます(110万円までは贈与税がかからないから)
→ 年間で合計220万円貯まります
2.夫も妻も働いていて、毎月それぞれ6万円貯金するとします(2人で計12万円/月)
→ 年間で144万円貯まります
1と2で合わせて毎年364万円貯まりますから、7年で2548万円貯まります。
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7年後にその2548万円を元手にして中古不動産を購入します。
(もっと早くに少しずつ購入しても良いのですが、ここではわかりやすくするために10年後に一気に買うことにします)
一つの目安として、毎月の手残り家賃が20万円前後になるように購入します。
手残り家賃2万円/月になる物件を10戸購入するのでも、手残り家賃4万円/月になる物件を5戸購入するのでも、手残り家賃7万円/月の物件を3戸購入するのでも何でも構いません。
*手残り家賃というのは、正規の家賃から管理費や固定資産税分などを差し引いて、実質的に手元に残る金額をいいます
毎月20万円残れば、年間で240万円の所得になります。
費やした金額を2548万円とすれば利回りは9.4%となります。
手残り家賃は年間で240万円前後ですが、退去に伴う空室やリフォーム費用の発生もありますから、大雑把に見積もって「240万円×0.75=180万円」を実収入の目安にしておきます。
ひとたび安定的にお金が入ってくる収入源を持つと、その先かなり長期的に、かつ不労で180万円が入り続けることになります。
年間180万円の利益に対して投下した額は2548万円なので「2548÷180=14.15」となり、約14年強で投下資本は回収できます。
10年かかって2540万円を貯め、それを一時的には使ってしまうけど、14年経てば回収できる・・・というわけです(合計で24年間)。
でも、14年を待たずにその途中で回収済みの資金を再投資して使っていけば、もっと上手にお金を得る(増やす)ことができます。
2548万円を現金で持っていたり、消費・浪費に使って消却してしまう人に比べればはるかに効果的なお金の使い方だと思います。
今から数えて24年後・・・お金が貯まってから数えて14年後にものすごく大きな差となります。
これを明確にイメージできたなら、10年+14年=24年と、2548万円という金額の投資に対する印象も大きく変わってくると思います。
感情よりも勘定が大事です。
また、前期の例では「仮に」ということで
1.親からの贈与
2.毎月の貯金
3.収益不動産の購入と運用
を前提としていますが、必ずしもこうしなければいけないわけではないので、自分で考え、自分(家庭)に合わせてアレンジしてみれば良いことです。
金額も2548万円である必要はありません。
少しでもピン!とくるところがあれば、それをヒントに「本気で稼ごう/貯めよう」と思えるようになるでしょうし、本業の仕事に対する取組み姿勢も変わってくると思います。
だからこそ、こうした「夢を描く→日付を定めて夢を目標(ゴール)にする/ゴールを設定する」ことはとても重要なことだと思います。