会社内には、部下に慕われる上司と部下に避けられる上司が存在しています。
両者の違いはどんなところにあるのか?
突き詰めて言うと大きな違いは、慕われる上司は部下に便益をもたらし、避けられる上司は部下から何かを奪っている、ということにあると思います。
慕われる上司は、時には部下に気前よくおごり、部下の仕事の手助けをしたりします。
一方、避けられる上司は手柄を独占しようと自己利益だけのために画策したりし、飲み会などでも支払うべきお金すら払おうとしなかったりします。
また、慕われる上司は建設的な話をして職場の雰囲気を明るくしますが、避けられる上司は批判的な話や暗い話ばかりして雰囲気を悪くします。
そのため、部下はどちらと一緒にいると気持ちよく仕事ができるか?心地よい職場だと感じるか?・・・などを無意識のうちに嗅ぎ分け、「慕う/避ける」のレッテルを貼ってしまうわけです。
部下の長所を誉め称え、人間として尊重する姿勢を見せる上司は部下から慕われます。
逆に、部下の欠点ばかりをあげつらい、部下を人間としてではなく自分の奴隷のようにこき使おうとする上司は必然的に部下から避けられます。
ちょっとしたことでも部下の抱く印象はガラッ!とかわるものです。
リーダーは聖人君子である必要はないとしても、少なくとも部下に避けられるような人格の持ち主であってはいけないと思います。