社長の中には「自分は社長だから社員に何かを訊くのは恥ずかしい/みっともない」という価値観を持っている人がいます。
決してそんなことはないのに、妙にプライドが高いというか、ヘンに気を遣いすぎるというか、ちょっともったいないと思います。
「他者に尋ねない」のは、一生の恥・・・だと思います。
また、社長でなくても社内にはヘンに「プライドだけは高い!」と揶揄されるベテラン社員がいます。
そういう人は、プライドは高いけれど職責/役職は低かったりして、人間力が低いために周りからの信任も薄く、まあ言ってみれば「お荷物社員」であることが多いと思います。
でも、「高い給料をもらいたい」とは思っているわけです。
そういった人が上の職位に昇れない一つの原因は「自分がわからないことを人に尋ねないから」です。
わからないことをそのままにして実績が上がらない人と、すぐ他者に聞いて成績が上がる人とではどちらが良いか?・・・と言えば、当然に後者だと思います。
仕事をするうえで、個人的なプライドは(公序良俗に反しない限り)意味がありません。実績を挙げ、自分が成長する/伸びるために必要な条件は、「わからないことは素直に聞く」ことです。
一般社員であっても、リーダー職であっても、社長などの経営陣であっても同様です。
聞いて損をすることは少しもありません。聞いたからと言って「そんなことも知らないの!?」とバカにされることもありません。
もしもバカにされるようなら、そんな人こそ「バカ者」だと思えば良いと思います。
人に尋ねる/人に教えてもらう・・・ということは決して恥ではありません。時間の短縮にもなりますし、よく聞く人ほど成長が早いものです。
あやふやなままで処理してしまうほうがよっぽどキケンです(失敗するケースが多いので)。
人に教えを乞う姿勢は大切ですし、それがスムーズにできる人は素直で謙虚な人だと思います。