会社内ではそれなりの高い職位に就いていて、給料も高く、社内での権限も有しているけど、実は部下からはけっこう嫌われている/尊敬されていない・・・というサラリーマン上司がいます。
そういう人は、「表面上は上位職/管理職」かもしれませんが、「本質的にはヒラ社員」レベルの人だと思います。
同じ会社組織の仲間である部下たちの(まあ、そのすべてとは言いませんが)大多数の人から尊敬の念/好感を持たれていないようでは、上位職者/管理職は務まりません。
たまたま、過去において何かの拍子で今の地位に就いているだけであって、もともとは上に上がってはいけないレベルの人なのだと思います。
もし、仕事がデキる人=ちょっと性格が悪い・・・という誤った認識が社内で堂々とはびこっているなら、その会社組織はヤバいです。
誰も出世しようとは思わなくなりますし、出世のためには平気で他人を蹴落としたり、悪事に手を染めたり、不正をすることに躊躇しなくなったりして、また同僚たちからの冷たい蔑視を何とも思わなくなっていきます。
そんな会社組織が正常であるはずがありません。
やはり、上位職者/管理職は部下の大多数から尊敬・畏敬の念や憧れや好感を持たれるようでないとダメだと思います。
本当に仕事がデキる人は性格も良い!・・・という常識観が社内に充満するくらいが良いと思います。
実際、「本当に」仕事がデキる人はセルフマネジメントがしっかりとできていて、少なくとも他者の前では「良い人/良きリーダー」を演じることができるものです。
普段から自分を客観視したうえで、見せようと思えばいくらでも意識的に性格を良く見せることに長けていて、それができるからこそ「仕事がデキる人」にもなれるのだと思います。
上司(リーダー)の立場にある人は、部下たちの大多数から自分がどう思われているのかをチェックしてみると良いと思います。
経営者は、社内の管理職(リーダー)を今の地位にそのまま就けておくことが果たして是なのか非なのかを定期的に検討してみると良いと思います。
併せて、自分自身がどうなのか?も客観的に判断する/外部の人に探ってもらうことも経営者には大切だと思います。