日本全国で2023年に休廃業となった企業・個人事業主の数は5万9千件に上るそうです(帝国データバンク調べ)。
しかも、利益は出ているのに倒産してしまう、といういわゆる「黒字倒産」の企業の割合は52%と実に半数以上にも上るそうです。
Q . なぜ、利益が出ているにもかかわらず倒産してしまうのか?
→ その理由の一つが「キャッシュフロー」にあります。
キャッシュフローとはすぐに使える現金の流れのことです。
つまり、帳簿上では確かに黒字になるけども実際に入ってくる現金は月末になる・・・一方で支払わなければいけない現金は今週末なので間に合わない、といったような時間差が生じるときに黒字倒産が起きてしまいます。
会計上の行き違いで少しややこしいところですが、重要なのはやはり「現金=キャッシュが今あること」だと言えます。
プライベートの家計でも担当する人(主に主婦?)は毎日・毎週・毎月うまくやりくりして何とか家計を黒字になるように努力されていると思います。
そうした人の目には「お金が入っていくる日」と「お金が出ていく日」とがくっきり映っているハズです。
それがくっきり意識されていないと、家計において借金と返済の繰り返しが起きます。
毎月のキャッシュフローがプラスになるように仕向け、できれば毎週のキャッシュフローがプラスになるように意識しておくことは大事だと思います。