
「世界は広い」・・・と言ったとき、世界の面積が広いと解釈する人がいます。
でも、ビジネスの世界でそう言ったなら、そこで意味しているニュアンスは「多様性/多面性がある」ということです。
会社でリーダーが部下に「背中を見せる」と言えば、それは単に自分の身体上の背中を見せていることを指すわけではなく、意味しているのは「お手本を先頭に立って見せる」ということです。
このように、言葉には表面上の解釈の方法以外に、別の意味を示唆する場合があります。
もし、会話の中で微妙な表現に出合ったら、「今どんな意味で言ったのか?」を確認することが大切です。
サラリーマンの中には、真の意味・背景にある意義に気づかず、自分勝手で誤ったカン違いをしたまま話を進めてしまう残念な人がいます。
ビジネスマンはそうしたミスを極力なくそうと意識しています。
これらは、少し言い換えれば、「言葉の定義を同じにすることが大事」ということです。
会社では「共通言語」という表現を用いたりしますが、みんなで言葉の定義を同じにしておかないと余計なカン違い/トラブルを引き起こします。
組織力を強化するためには必要不可欠な概念の一つです。
そして、言葉の定義を一にして同じ言葉を同じ意識で上下社員が共に発することが日常になれば、その組織はかなり強固な力で結ばれている・・・と言えます。
リーダーは必ず身につけておかなければいけない姿勢・資質だと思います。
























