
例えば、自分の会社が明日突然倒産して急に仕事を失ったと仮定します。
その代わり、1年間の給料を前払いで全額支給してくれるとします(あくまでも仮定の話)。
1年間の休暇を得たと思ってください。
そして、今からキッチリ1年後、そろそろ働こうと思い立ったとします。
さて、ここで問題です。
真っ先に自分がイメージする「仕事/働く」ということはどういう行為を指していますか?
これをちょっと考えてみてください。
たいていはここで2つの答えに分かれると思います。
一つは「どこかの会社に就職する」。
もう一つは「誰かに何かを売って商売をする」。
この「何かを売る」というのは、家にある不用品を売ることではありません。
自分のスキル・経験などを駆使して、ビジネスを展開する(=ある意味では起業と同じ)ことを指します。
ほとんどの人はサラリーマン経験しかないので、「働く=仕事をする=どこかの会社に雇われてそこに出勤すること」だと考えると思います。
でも、ビジネスマン感覚の強い人であれば、せっかくの機会なので、しかも仕事をしないで1年の時間が経つので、自分でビジネスをやろうかな!?と考えると思います。
どちらかだけが正解で、他方は不正解ということはありません。
しいて言うなら、どちらも正解です。
でも、どうせなら、そうやって再び社会との交わりの機会を得たのですから、第2新卒の意識を少し含めて「ただのサラリーマンとして働くのは止めよう」という意識を持つと良いと思います。
今まで社会人として働いてきた経験をもってすれば、「働くとは別にどこかの会社に就職することが大事ではなく、社会に役立つことを提供して対価・報酬としてお金をいただく」ことだと理解できるハズです。
会社内で高給をもらっている人の中でも、こうした認識を持ってうえで働いている人はかなり限定的かもしれません。
でも、そうした人が少数だからこそ余計にその発想・認識・理解に「花の山」があります。
サラリーマン根性だけではうまくありません。
仕事をゼロベースで考え直したときに浮かんで来るアイデアやビジネスモデルこそが自分の未来の担保として活躍の余地を与えてくれます。
少し極端な例で話を進めましたが、社会人経験を積むことの意義を考え直して、自分の人生航路を再検討してみることも大切だと思います。
























